今日、工学セミナーという授業があった。
工学セミナーというのは、選択科目の一つで、授業に参加する学生がグループを組んで、自由にものを作成するという授業である。例えば、webサービスや、太陽光を反射して料理を可能にするもの、マイコンを使った電卓などだ。
僕はobjective-CとX-codeを用いてiPhone上で動作する簡単な電卓を作った。
四則演算と括弧と、計算の履歴機能があるだけの簡単なものだ。ほかの部分に力を割くほどの能力と時間はなかった。
僕の話はおいておいて、発表の話をしたい。
発表の中で一番うけがよかったのは段ボールで作った服折りたたみ機だ。段ボールの上に服をおいて、書いてある番号どおりに段ボールを曲げるだけ。作るのに技術も必要なく誰でも作れる簡単なものだ。
しかし、一番受けが良かった。
誰もが評価用紙の工夫点、創造性の欄に躊躇なく5をつけたと思う。
みなが一番すばらしいと思ったのは、phpを使って書いたwebサービスでも、5000Jのエネルギーを使ったレールガンでもなく、段ボールの服折りたたみ機だった。
ちなみに作ったのはマレーシアからの留学生だった。
本当に目から鱗みたいな作品だった。
重要なのは、「優れたものは優れた技術から生まれるわけではない」ということ。
ハイレベルな勉強をして、高度な技術を巧みに操って生まれるものがいいものではないとい。
優れたものを生み出すのは優れたアイデアで、それは周囲を観察することで得られるようだった。
いままでどこかしらで優れた技術が重要なんだと思っていたけど、優れた技術だけでは何もうまないって今日知らされた。
「優れたものは優れた技術から生まれるわけではない。」
これはよく覚えておこう。
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