2012/09/05

自由について

自由とは耳にするだけで心が躍る。
自由とはすばらしいものだと、脳に刷り込まれている。

自由とは歓喜語である。

だから反自由主義者の主張がよくわからなかった。

しかし、今「自由」という文庫本を読んでいて知ったことがある。
「私は自由であるときよりも、ある目的を与えられていた方がずっと幸せである」と主張する者がいることをである。

確かに、何をしても良い時間というのは悩める時間であり、煩悩に苦しむことすらあるように感じる。

「だから私は自由に反対である」と結論づけていた。

幸せの尺度は十人十色だが、幸せには強制可能な幸せがある。

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