2011/10/15

「強い者が残る」から「高尚な文化が残る」へ



例えば、メスへの求愛行動の一環で踊りを踊る鳥、いるじゃないですか。

あれ面白いな。だってあれは強い遺伝子を残すんじゃなくて高尚な文化を残すから。




普通だったら、オットセイとかみたいにオスの中で一番強いオスが交尾するチャンスを得て、そうやって強い遺伝子を残すのが当然だよね。




でも踊りを踊る鳥は踊りがうまい者を残すよね。強い遺伝子ではなくて。それにその遺伝子を残しているかも微妙だよね。父親が踊りがうまい鳥だからって息子が踊りうまいわけではないからね。







たぶん小さいときに他のオスの踊りをみて覚えるんだろうな。




どうなんだろ、踊りが意外と強さに直結するのかな。筋肉のつき方とか。




正確にしっかりとはいえないけれど、でも高尚な文化を残しているみたい。







人の場合は強い遺伝子を残しているかはよくわからないけど、高尚な文化は残しているかもしれないな。親と20年くらいは一緒に過ごしてその中でその家の、正確には父方の文化と母方の文化が融合した新しい文化を子供は体にしみ込ませていくんだね。




人間社会だと高尚な文化を持っている人間のほうがきっと生きやすくて、別の文化と出会って、結婚して子供ができるんだね。




高尚な文化が何なのかはうまく言葉にできないけど、考え方とか理念とか、方法論みたいなもの、よりよいそういうものを持っている人間が強いんだとも思う。




人間社会ではね。

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