2012/06/17

書評:「伝統こそ新しい」

「伝統(ベーシック)こそ新しい」(河田勝彦著)という本を読みました。
表紙(アマゾンにリンクしています)




一言で言って、プロとは、職人とはどうあるべきか、を知る事が出来る内容です。
内容はものすごく濃かったです。オーボンヴュータンと言う店を開いているパティシエの本です。彼は、若い時に言葉もわからずフランスに行き、そして一生懸命菓子作りを学んだ人です。その熱い情熱と、プロ意識には本当に感銘を受けました。

職人ってね、いいことも悪いこともすべてをのみ込んで、体の中でそれを浄化させて、ものを作り続けて行かなければならないんだと思っています。
「職人ってどうあるべきか。プロ意識とはどういうものか。」の答えは1つでは無いと思うんです。いろんな切り口があると思います。けど、この本を読んで、さまざまな切り口を通して、職人像が見えて来ました。

ハードルが高くても、それを怖がっちゃいけない。楽しもうという気でやらないと。重圧に押しつぶされたらお終いです。

本当にプロとはどうあるべきかを知る事ができる本です。
あなたがどんな仕事をしていても、その道のプロになりたいと思うなら、この本は必ず助けになるでしょう。

ただのバイトのただのウェターでも、明日からプロらしく仕事をしようと思える内容です。


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